昨年4月から市販されている液体入りパック型洗剤の取り扱いについて、注意するよう国民生活センターが呼びかけているそうです。
「第3の洗剤」として、人気の洗剤ですが、小さい子供さんや老人のいるご家庭で事故が相次いでいるようです。
パック型洗剤を飲み込んだ場合や目に入った場合
● 飲み込んだ場合
誤飲した場合は、できればすぐに口をすすがせ、水または牛乳を少量飲ませて受診しましょう。
嘔吐物が気管に入る恐れがあるため、無理には吐かせないで下さい。
● 目に入った場合
目に入ったらこすらずに、すぐに水で10分以上洗い流して受診してください。
角膜を傷つけないように勢いの強い(水圧が高い)水では洗わないようにしましょう。
● 皮膚についた場合
皮膚についたらすぐに大量の水で洗い、洗剤が付着した衣服は脱ぎましょう。
パック型洗剤は手軽で便利
手を汚さず、計量の必要もないので手軽で便利なパック型洗剤。
でも、そのフィルムは、わずかな水で溶ける素材でできているので、飲み込んだり、ぬれた手で触ったりすると破れるおそれがあります。
また、強く握ると、破れて洗剤が漏れ出すことがあるので、注意が必要です。
子供さんのいるご家庭では、大人が気をつけることが大事です。
やはり3歳以下の乳幼児が中心に事故がおきているようですね。
パック型洗剤大人が管理しよう
入れ物も透明で中が透けて見えるので、本当にお菓子のようです。
においも甘い香りで、子供なら食べてはいけないものだとは思わないでしょう。
ですから、大人が十分気をつけて、子供の手の届かないところで管理し、ぬれない環境に置かなければならないのですね。
まとめ
大人にとって便利なものでも、子供にとっては未知の怖いものになり得るということですね。
ですから、事故が起きないように大人がきちんと管理することが大切です。
置き場所や置き方を工夫して、子供が勝手に触れないように使いましょう。
もし飲み込んでしまったり目に入ってしまったら、すぐに洗浄し医療機関を受診しましょう。