基礎代謝を上げると太りにくくやせやすくなるといわれます。
基礎代謝とは?基礎代謝をアップさせる食事とは?について見ていきたいと思います。
基礎代謝を上げるとは?
まずは、基礎代謝って何?ということからです。
寝たきりの人でもエネルギーを消費していますよね。
心臓や胃などの臓器の動きや呼吸、体温の維持など、人間が生きていくために常に使っているエネルギーのことを基礎代謝といいます。
基礎代謝は、体表面積、性別、年齢により異なり、20歳頃をピークに、どんどん減少していきます。
この衰えを食い止めるには、運動で筋肉量を増やすことと、代謝を高める食べ物を食べることが必要です。
基礎代謝を上げる食事
人は生きているだけでエネルギーを消費します。(基礎代謝もしくは消費エネルギー)
寝ていてもエネルギーは消費しています。
それに加え、日常生活を送ることによってエネルギーの消費量は増えていきます。
食事などによってエネルギーをとります(摂取エネルギー)。
この時にとったエネルギーと消費されるエネルギーがイコールなら体重は変わりません。
よくダイエットといいますが、これは運動などによって消費するエネルギーを増やし、足りないエネルギーを体の脂肪を使うようにしているため、やせていきます。
逆に消費エネルギーよりも摂取エネルギーの方が多いと、エネルギーを消費しきれずに体脂肪となり体に蓄積されます。
これが太るということです。
基礎代謝を上げる食品をとりましょう。
●しょうが・・・ショウガオールは胃液の分泌を促進し、消化吸収を助けて食欲をアップさせる働きがあります。
●ねぎ・・・アリシンは血行を促進し、からだを温めます。
●にんにく・・・スコルジニンという成分は、新陳代謝を高め、抹消血管を拡張しからだを温めます。
●唐辛子・・・カプサイシンを摂取すると交感神経を刺激しアドレナリンの分泌を活性にさせるため、からだが温まり、代謝があがります。
●スパイス類・・・からだを温めます。
●ごま・・・ゴマリグナンには、肝臓で脂肪の分解を促進し、脂肪を燃焼しやすくなるという働きがあります。
●タンパク質・・・筋肉をつけるために必要な栄養素です。
●ビタミンを含む食品・・・食べたものを脂肪にせず、エネルギーにするためにはビタミンが不可欠です。
食後横になると基礎代謝は?
食後にすぐに横になるのは医学的には良い事だそうです。
それはなぜかというと、食後は血液が胃腸に集中して、食べたものの消化や吸収を促すのですが、もしすぐに動いてしまうと消化や吸収を妨げてしまうのです。
なぜなら、胃腸に集中するはずの血液が、動くと筋肉を動かして分散してしまうからです。
よって、食後は横になって体を休めるという行為で消化や吸収を促進する必要があるという事なのですね。
それは基礎代謝を高めるという行為でもあります。
でも、横になるだけならよいのですが、眠ってしまってはダメです。
よく食後眠くなるといいますが、食後は人間の体は消化作用を活発にするため、消化器系へ血液を優先的に送りこみます。
よって脳に行っていた血液は食後、いつもより少なくなるので、活動が低下すると眠くなるというメカニズムがあるようです。
食べてすぐ寝るということはエネルギーを消費しないまま寝るので、エネルギーが消費しきれないのに食べたものは消化されていき、行き場のなくなったエネルギーが体脂肪となって蓄積されやすいということですね。
もちろん寝ていてもエネルギーは消費していますので、すぐに太るということは少ないのかもしれませんが・・・
睡眠中は内臓の働きが落ちていてそこに通常の食事が入ってくるのですから、普段どおりの消化をするには負担が大きいためです。
まとめ
基礎代謝が上がる食事に気をつけて、太りにくい体質を目指しましょう。