残暑見舞いの時期や期間、喪中のときのマナーについて学んでいきましょう。
残暑見舞いの時期はいつまで
「暑中」は二十四節気の
「小暑(しょうしょ)」今年は7月7日と「大暑(たいしょ)」今年は7月23日にあたる期間。
暑中見舞いは夏の土用(立秋前の18または19日間)の期間に送る慣わしがあります。
「大暑」の次の節気は「立秋(りっしゅう)」今年は8月8日です。
立秋からは暦の上で秋になり、秋になっても残っている暑さなので「残暑」となります。
実際には猛暑が続いていても、立秋以降は暑さの度合いにかかわりなく「残暑見舞い」とします。
ですから、8月8日を過ぎれば残暑見舞いということになります。
そうはいっても、8月末のぎりぎり遅く送るともらった相手方が返礼するのに困ってしまいます。
いくら残暑見舞いといえども送るなら早めに出しましょう。
ではいつまでに送ればよいのでしょうか。
人によっては8月中、また9月始めまでといろいろですが、二十四節気の「立秋」の次の節気は「処暑(しょしょ)」があります。
毎年8月23日ごろで昼間はまだまだ暑い日が続くのですが、朝夕は涼風も吹いて初秋の頃。
そして暑さが落ち着く時期と言う意味です。
実際は夜も厳しい暑さが続いていて、この処暑から次の節気の白露 (はくろ・9月8日ごろ) までに出せばよいという考えもあります。
しかし9月を迎えると、さすがに朝夕は涼風が吹きわたる初秋のイメージが感じられますので、できれば8月いっぱいまでに送りたいですね。
残暑見舞いの時期を過ぎてしまったら
「9月になりましたが、まだ暑い日が続いていますね。
お元気ですか。お見舞い申し上げます。
やっと少し涼しくなって、虫の声も大きくなってきたのに
蒸し暑く、からだが参ってしまいますね。
そろそろ夏の暑さの疲れが出る頃ですから
お身体、気をつけて下さいね。
では又お目にかかるときを楽しみに。」
など、「~見舞い」などのものではなく、
文章の中でお見舞いを述べればよいでしょう。
残暑見舞い 喪中の場合
忌中であろうが忌明けであろうが、「おはようございます」「こんにちは」は言いますよね。
「暑中見舞い」や「残暑見舞い」は季節のご挨拶です。
「残暑見舞い」は、まだ暑さが残る時期に先方の健康を気遣う便りですので、喪中であっても送って問題はないです。
親御様が亡くなった知らせは、年末に「年賀欠礼」の葉書を出せば良いですね。
また葬儀に参列頂いた場合は、その返礼とは別に、御礼を述べて残暑見舞いを書けば良いと思います。
参考文例として
「残暑お見舞い申し上げます。
○○様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます。
このたび、父△△の死去に際し、お悔やみを頂きましてまことにありがとうございました。
これからは母を支え、頑張っていきたいものと思っております。
本日はお中元のしるしまでに、心ばかりの品をお送りいたしましたので、ご笑納いただければ幸いに存じます。
今後とも、変わらぬご指導のほどをお願いいたします。」
のように書けば良いでしょう。
まとめ
残暑見舞いは季節のご挨拶です。
マナーを守って適切な時期に送りましょう。
季節の挨拶ですから、喪中でも関係なく送れます。