梅の季節。梅酒作りに挑戦する娘を応援するために
作り方と注意点を書きとめてみました。
自分の理想の梅酒ができなかったとしても
きっと初めて作った自分の梅酒は、とても美味しいと
思いますよ。
梅酒の作り方、今年初めて挑戦する娘へ
梅はなるべく傷の無い青梅を使います。
丁寧に洗って、大きな鍋かボールに水をたっぷり入れて浸けます。
あく抜きです。一晩。6~10時間です。
ザルにあげたら一個ずつふきんで丁寧にふきます。
水気がカビの原因になるからです。
それから竹ぐしか爪楊枝でヘタを外します。
ふたのキッチリしまる保存瓶に、
梅、氷砂糖、梅、氷砂糖、梅、氷砂糖の順に入れていきます。
ここにホワイトリカーを注いでフタをしたら後は待つだけです。
3ヶ月くらいで、あっさりとした味わいの梅酒になります。
でも1番美味しい完成は半年後くらいです。
1年置くとコクが出て来ます。
年月を経て円熟味を増す味わいを楽しむのが、梅酒の醍醐味ですね。
日の当たらない暗い涼しいところに置いてください。
材料:梅1キロ、
氷砂糖400~800グラム、ホワイトリカー1.8リットル
氷砂糖の幅が広いのは好みだからです。
うちでは700グラムです。
水をよく拭くことと、清潔な瓶を使うこと。
この二つさえ守ればまず失敗しません。
梅酒の作り方、梅・酒・砂糖の選び方
<梅の選び方>
梅はなるべく大きいものが良いと思います。
少しくらい黄色くても大丈夫ですが
あまり熟れすぎているのは、避けたほうがいいでしょう。
6月初旬なら、青い梅が出回っていますが
6月中旬になると黄色い梅になるので、梅酒用であれば
早めにゲットしたほうがいいと思います。
また、大きさよりも、
なるべくキズがないものを選びましょう。
シワがなく、ツヤがあって、みずみずしい梅
なんと言っても重要なのは、キズの無い梅を選ぶことです。
フレッシュな青い梅には、初々しい味わいがあり、
熟して少し黄色がかってきた梅には、
芳醇な香りが加わってきます。
<酒の選び方>
一般的には梅酒用のホワイトリカーを使うことが多いです。
スーパーに瓶とセットで並んでいることが多いので、すぐに入手できます。
(ホワイトリカーとは、甲類の焼酎のことです)
<砂糖の選び方>
砂糖は氷砂糖がベストでしょう。
ゆっくりと溶けるところがポイントです。
普通の粉状の砂糖はすぐに溶けてしまい
比重の関係から、梅がぽっかりと浮いたまま…
ということになります。
溶けるスピードというよりも、一気に溶けないので、
強いアルコール度数の状態で
梅の実がしっかり殺菌されるからいいのです。
梅酒の作り方、注意点
梅酒作りで、重要視するのは「水切り」です。
水洗いやアク抜きの後に、
とにかく、しっかり水分を乾かすこと!
梅の実の表面を、高い濃度のアルコールに、
しっかり触れさせるためには、水は大敵です。
しっかり水切りした後の梅を仕込むのが最も大事なのです。
梅を痛めないように、半日陰~日陰で、乾かしたほうが良い。
梅酒用の瓶
コチラも時期になると店頭にいっぱい並びます。
個人的には、長く保管したいのでペットボトルのような樹脂製よりも
ガラスの瓶をオススメします。
フタなどは煮沸消毒して
瓶の内側は、漬け込みに使うホワイトリカーや焼酎を
少しだけ使って瓶をアルコール消毒しておきます。
直射日光は、気温以上の温度を梅酒に与えてしまう
ので、直射日光だけは避けてください。
部屋の中に置くなら、本当は透明なビンより、
茶色とかの色のついたビンが理想です。
温度が高いところがいけないわけではなくて、、
外気温の変化と同じような場所が良い。
気温が高くなったり低くなったりして、
自然の移り変わりとともに、育っていく…
熟成していくのが良いのです。
冷蔵庫などに入れると「温度が一定なので熟成しない」
そして、作ったあとも気を配る!
氷砂糖を使った場合なら、溶けるまでは、
一日一回ビンをやさしく回して、混ぜてください。
イメージとしてはビンの中で、
梅をアルコールにしっかり浸けたあと徐々に糖類を添加して、
エキスを抽出する感じ。(殺菌後、抽出)
また、砂糖が溶けた後は、実のしぼみ具合をみながら、
また時々、混ぜてやると良い。
実を取り出すタイミング
最短で2~3ケ月(梅のエキスはほぼ3ケ月で抽出される)
入れっぱなしの方も多いと思うが、
毎年作る人はビンを使いまわし、6月のシーズン前に取り出して、
そのビンに新たに梅酒を仕込む方もいる。
まとめ
まずは、注意点をふまえながら、一度気軽に作ってみよう。
そして、次は他のお酒でチャレンジしてみる。
他の果実酒にも挑戦してみる。
今年は自分で作った梅酒をぜひ味わってみてください。
そして、また工夫して自分だけの味を追及していきましょう。