そろそろ衣替えの季節。
しまっておいたお気に入りの白いシャツ。
襟のところが黄ばんでいて大ショック!
なぜ黄ばむのかを学んで、正しい黄ばみの落とし方と
次の衣替えにむけて、できるだけ黄ばまない“防止法”を
実行してみましょう。
>>ケチャップのしみを取る洗濯の方法は?漂白剤を使いこなそう!
>>セーターの染み抜き家庭でできる方法は?クリーニングはどう使う?
衣替えの時、仕舞っていたシャツが黄ばんでいるのは何故?
毎日の洗濯で、汚れがきちんと落ちきっていないからです。
黄ばみの原因は、そのほとんどが皮脂です。
皮脂は油ですから、冷たい水ではあまりよく落ちません。
日頃の洗濯で、一見きれいに落ちているように見えて、
実は繊維の奥にしみこんだ皮脂汚れがちゃんと落ちきっておらず、
長期間しまっている間に汚れが酸化して変色してしまったのです。
衣替え、シャツの黄ばみの落とし方
●40~50℃のお湯に洗剤とワイドハイター等の酸素系漂白剤を適量
溶かし1~2時間つけおきすれば落ちます。
(漂白剤は液体より粉末のほうが効果が高い)
注)白いシャツなら塩素系でも良いですが、
他の色だと白く変色するので注意して下さい。
また塩素系に長時間さらすと生地が傷むので、
なるべく酸素系の物を使いましょう。
他にも
●お湯に「粉の重曹」と「酸素系漂白剤」を同量入れて
漬けておき、普通に洗濯します。
酸素系漂白剤と書いてあるものならなんでも良い。
●家で洗濯できるものならば、まずは熱めのお湯と
洗濯用固形石鹸を使って、泡をたっぷり立てて
揉み洗いして、よくすすぎます。
少々の黄ばみならば、これだけで落ちますが、
まだ落ちないという場合は、
50℃の温水に粉末タイプの酸素系漂白剤を「しみ抜き」の
分量だけ溶かし、1,2時間ほど浸け置きして、よくすすぎます。
ウールや絹が使用されているものは、粉末タイプが使えないので、
液体タイプの酸素系漂白剤を使用し、液温は30度程度で。
それ以外の繊維ならば、粉末洗剤で液温は50℃です。
衣替え シャツの黄ばみを防止するには?
●普段から、なるべくお湯を使って洗濯する。
できれば、洗い~すすぎまで、全部お湯を使うのが一番理想的です。
●襟や袖口など、強い汚れが付き易い箇所は、日頃からお湯と石鹸で
部分洗いしてから、洗濯機で全体洗いをする。
●普段は冷水でも、最低限長期収納に入る前くらいは、
お風呂の温度くらいの、ぬるま湯よりももうちょっと
高い温度のお湯を使って洗濯する。
●襟元が詰まった服は特にキツイ汚れが付きやすいですから、
洗濯機に入れる前に、お風呂の温度くらいのお湯と固形石鹸を使って、
手洗いでたっぷり泡立てながら揉み洗いする癖を付けるといいですね。

まとめ
衣替えの時にあわてないよう、普段の洗濯から気をつけて
こまめにお湯と石鹸で部分洗いをするのがよさそうです。
どうしても落ちない場合は、クリーニング店で染み抜きを
してもらいましょう。
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