春から夏に向けて強くなる紫外線。
サッカーなど外のスポーツをしている子供さんへの影響を
気にされている方も多いのではないでしょうか。
肌と同様に目にも大きな影響があります。
目の紫外線対策 子供には、どうすればいい?
“最近の研究で、子どもの頃から大量に紫外線を浴びると
急速に目の老化が進み、比較的若いうちから白内障や
老眼になる可能性のあることが分かってきた。
専門家は
「将来の眼疾患を予防するため、小児期から十分な紫外線
対策を講じてほしい」と注意をよびかけている”
という新聞記事を読んで、調べてみました。
紫外線がもっとも強まるのは、
午前10時から午後2時までの間。
曇りの日でも晴れた日の6割の紫外線が降り注いでいます。
また、アスファルトの地面は、降り注ぐ紫外線の
約1割を反射させます。
できればこの時間の外出はできるだけ避けるようにしましょう。
<気をつけよう!>
● 帽子、UVカット加工のコンタクトレンズやサングラスをする。
● 炎天下で長時間遊ばせない。
● コンクリートの上は避け、芝生や土の上、木陰の多い所で遊ばせる。
● ソフトボールや野球、サッカー、テニスなど
野外活動時間が長いスポーツをする時は帽子をかぶるなど、
紫外線をカットするための対策をとる。
目の紫外線対策 メガネをすると良い?
強い紫外線を目にあびると角膜に炎症がおきたり、
長期間浴び続けると白内障の原因になると言われています。
紫外線が原因といわれる眼疾患のひとつ「瞼裂斑」。
症状は白目の表面を覆う結膜のタンパク質が変性し、
黄色っぽく変色したり、盛り上がったりする病気です。
充血や局所的なドライアイの原因となり、何より
見た目が悪く、放置すると、結膜が黒目部分に覆いかぶさる
「翼状片」という病気につながる恐れもあります。
日常生活で目が浴びる紫外線はそれほど強力なもので
はありませんが、やはり紫外線の強くなる時期などは
UVカットのサングラス等をかけることをおすすめします。
ただし、メガネはレンズが小さかったり、つるが細かったり
すると、顔とメガネの隙間から紫外線が入り込んでしまいます。
また色の濃すぎるサングラスは視界が暗くなるため、瞳孔が
大きく開き、側面からの紫外線が水晶体に直接ダメージを
与える可能性がありお薦めできません。
まとめ
紫外線の強い屋外で長時間遊ぶときは、メガネやコンタクトレンズを
併用すると高い予防効果が得られます。
将来の眼疾患を予防するためにも小児期から十分に
気をつけましょう。