運動会や子供がスポーツをする時、
炎天下では熱中症が心配ですね。
帽子をかぶらないサッカーなどは特に気をつけたいですね。
熱中症予防に水分補給が大事な訳
汗をかいて血液中の水分が減ると、血液がドロドロの状態になり、
循環が悪くなってしまいます。
そうすると、酸素や栄養のめぐりが悪くなるため、
運動能力も低下してしまい、体の反応が鈍くなります。
そして、それ以上にケガをしやすくなってしまうのです。
夏場など、暑くて汗をかきやすい時期は余計に注意が必要です。
状況によっては数リットルもの水分が体から失われてしまう
こともあるそうなので、こまめな水分補給が大切になってきます。
熱中症予防の水分補給はスポーツドリンク
スポーツをして汗をかくと水と一緒に塩分(ナトリウム)をはじめとして
ミネラルが失われていくので
水分だけ補うとだんだん体のナトリウムが足りなくなって
低ナトリウム血症を引き起こします。
スポーツドリンクはミネラル分をまぜてあるので
ただ水分を補うよりは良いのです。
ただし、厳密には糖分が多すぎるので、
● スポーツドリンクを2倍くらいに水で薄め、
そこに塩を2つまみ程度、レモンを絞る
● 水1000ccに塩を小さじ1/2~1/3、砂糖大さじ4杯少々、
レモン汁を入れる。
糖分が気になるなら、スポーツドリンクを2~3倍程度に
薄めて常温で摂取するのがよいでしょう。
冷えたドリンクを飲むと内臓機能が低下して
せっかく飲んだ水分も体に吸収されません。
運動中の水分補給はいかに早く体に水分を吸収させるかが
一番大切です!
熱中症予防に水分補給するときのタイミング
運動中、一度にたくさんの水分をとると腹痛を起こしたり、
体がだるくなってしまうことがあります。
30分以上スポーツをする場合は、
● 運動を始める30分前…250~500mlを何回かに分けて飲む
● 運動中…20分~30分ごとに一口~200ml程度を飲む
● 運動が終わった後…減った体重分を補うように
何回かに分けて飲むようにしましょう。
また
のどが渇いたと感じる前に水分補給をする。
飲み物の糖分濃度に注意し、必要に応じて水で薄めて飲む。
飲みすぎは消化器官に負担をかけるので、適時適量を心がける。
などにも気をつけましょう。
まとめ
小学校の高学年くらいになると自分で気をつけたり
調節したりできるようになりますが、
低学年や就学前の子供さんには、周りの大人が
体調に注意して見守り、熱中症にならないよう
水分補給の面から気をつけてあげましょう。