里芋、美味しいですよね~。
「子イモ」「孫イモ」と次々とイモを付ける里芋は、「子孫繁栄」の縁起を担いでおせち料理によく使われますね。
でも、皮を剥く時 手がかゆくなるので敬遠されている方も多いようですね。
里芋の皮むきかゆくならない方法
里芋だけでなく、山芋やコンニャク芋には、「シュウ酸カルシウム」という物質でできた針状の結晶が含まれているのです。
この結晶というのが、皮に近いところほど多く含まれており、長さは10分の1mmほどで、目に見えないほどとても細長い針状のものです。
他に果物では、キウイフルーツなどにも含まれています。
皮をむくとき、この小さな針が皮膚(ひふ)をちくちくと刺して手がかゆくなるのですね。
痒くならないようにする一番良い方法は、料理をするときにしっかりとビニール手袋などで手を保護することです。
里芋はぬめりがあって滑りやすいので、ビニール手袋だけでは不安なのでその上に軍手をはめます。
① テ-ブルの上に新聞紙を広げ里芋を置き、剥いた里芋を入れるボールを側に置き準備OKです。
② 里芋は包丁で皮を剥ぐようにむいていき、剥き終わったらまずボ-ルと包丁を新聞からおろして周りのゴミ全部を新聞紙にくるみゴミ袋に捨てます。
③ 剥き終わった里芋は洗い場で全体をゴシゴシ洗い次はきれいなタワシで一つ一つ水を流しながら洗っていきます。
④ 全体に塩を振って、もみこむようにヌメリを出しそれを水で洗って調理します。
⑤ 軍手をしたまま適当な大きさに里芋を切ります。
⑥ その後使い終わった軍手は、ビニール手袋をしたままもみ洗いしましょう。
この方法だと滑らないし、痒くならないですよ!
つまり、むき終わるまで絶対に素手を水などで濡らさないことが痒くならない秘訣なのです。
● また土を洗い落とした後、里芋を乾かすか水気をよく拭き取ってから皮を剥くと滑りにくくなります。
● 手に塩をつけてから剥くと、痒くなりにくいです。
そしてもしも痒くなった時に痒みを解消するには、シュウ酸カルシウムは酸に弱いという性質があるので、レモン汁や酢を水で薄めて洗い流すと、水で洗い流すよりも早く痒みが治まります。
また里芋は、皮をむいて酢水につけてから調理するとよいでしょう。
調理の際の痒みを軽減すると共に、あくを抜き、変色を防ぐ効果もあります。
里芋の皮むきを簡単にするには
里芋を生のまま剥くのは抵抗があるという場合、皮を剥く前に茹でるという方法があります。
皮に軽く切れ目を入れて5~10分茹でてから剥くとつるっと簡単に剥けます。
ペーパータオル越しに剥けば、手も痒くならないですよ。
他には、電子レンジを使うという方法もあります。
里芋は泥を綺麗に洗って上下を切り落とします。
そしてお皿に重ならないように入れてラップをし、電子レンジで4~5分加熱します。
里芋に竹串がす~っと通ればでOKです。
熱いうちに、キッチンペーパーなどで包むようにして皮をむくと痒くなりませんし、お湯を沸かす手間もかかりません。
その他にも、圧力鍋で蒸す方法もあります。
① 里芋はざっと洗って土を落とします。
② 圧力鍋に水を入れ、蒸し器をセットし里芋を並べます。
③ 加圧しピンが上がったら弱火にして5分。ピンが下がるまで自然放置します。
④ 蓋を取り、余熱で皮がパリッとなったら皮を剥きます。
熱いときはキッチンペーパーや布巾を使うと大丈夫です。
里芋の皮むきためしてガッテン流
① 里芋を洗う。
② アルミホイルを丸め(使ったものでも良い)それで皮をこそげ取ります。
※ 水の中でこすると剥きやすいですよ。
動画がありましたので、参考までにご覧ください。
まとめ
里芋の皮むきは、「シュウ酸カルシウム」のためにかゆみを感じることがあります。
手袋や軍手でカバーしましょう。
茹でたり電子レンジ・圧力鍋を使うことで簡単にすませることができます。
自分に合った方法を見つけて、里芋を剥くことを億劫がらずに剥くことができれば、もっと美味しく味わうことができるでしょう。