インフルエンザは、毎年11月~12月ごろから発生が始まり、1~3月の間のどこかでピークとなり、4~5月にかけて消えていきます。
インフルエンザに感染した場合の
・感染期間はどのくらいなのか
・家族はどのようなことに気をつければよいのか
について見ていきましょう。
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インフルエンザの感染期間はどのくらい?
インフルエンザの潜伏期間は、1日から3,4日です。
早ければ、24時間後には発症します。
発症してから3日間くらいが、もっとも感染力が高いと言われています。
感染後1~2日の潜伏期間の後48時間でウイルス量が最高になる事が知られていて、48時間で症状が一番重い状況になります。
また、その前後でも他の人にうつる可能性は十分にあります。
体内のウィルス量はほぼ発熱量に比例します。
症状が重く、熱が出ているときがウィルス量が多く、他人に感染させやすいのです。
感染の可能性を限りなく少なくするには、発症から最低5日間は気をつけなければなりません。
その他の症状全てが消滅した段階で完治。感染させる可能性もなくなったといえます。
今はタミフルなど抗ウイルス剤の発達により、早期に解熱させることはできますが、実際、体内にはウイルスは残っています。
ウイルスが完全に消滅するにはそれなりに時間が掛かります。
その間は感染してしまいますから、慎重な対応が求められます。
インフルエンザが家族に感染する期間は?
潜伏期間を含め感染のリスクは、自宅で生活を共にする家族がもっとも高いと言えます。
発症日から完治予定は1週間後ですから、そこから約3日後までは注意しましょう。
その中で予防するポイントをあげておきますと
① 手を洗う。
② マスクをする。
③ うがいをする。
④ 食事、生活リズム。
ウイルスの感染能力がなくなるのはやはり10日ほどはかかるといえます。
その間は兎に角 手洗い,うがい,顔洗いをまめにします。
のどにウイルスを付着させないことが重要なのです。
温度と湿気があるとウイルスは増殖しませんから、マスクは有効です。
インフルエンザが感染する期間、解熱後も?
ウイルスの排出は最長で2週間継続します。
解熱後3日程度で大抵の場合はほとんど感染力は無くなりますが、人によっても様々で他の家族が保菌者となっていれば感染リスクは残ります。
でも、一般的な家庭内での感染率は10%と高くありません。
重要なのは、インフルエンザを乗り越えるだけの体力があるかどうかなので、普段元気なら、感染するかどうかはあまり気にする必要はないのかもしれません。
バランスのとれた食事に気をつけ、普段からインフルエンザに負けない体をつくりましょう。