サツマイモの美味しい季節になりましたね。
焼き芋なら、毎日食べても大丈夫!という友人もおりますが、基本的な栄養素とその効能について見ていきましょう。
これを知ったら、食べない手はありません。
サツマイモの白い汁って何?
サツマイモを切ったときに出る白い汁。
ツルを切った時にも出てくるあの白い液体は“ヤラピン”といいます。
ヤラピンはコレステロールや食塩の吸収を妨げ、その他の老廃物を排出してくれる効果があります。
ガンの抑制の他、整腸作用もある成分です。
サツマイモが便通にいいのはヤラピンのおかげといっても過言ではありません。
便秘改善だけでなく生活習慣病を予防してくれるのです。
白い汁は気にすることはありません、新鮮な証拠です。
サツマイモの栄養素と効能
サツマイモの主成分はでんぷんですが、ビタミンCやE・ミネラルが豊富に含まれています。
また、ペクチン・セルロースといった食物繊維も非常に多く含まれているのが特徴です。
サツマイモに豊富に含まれるペクチンやセルロースなどの食物繊維は、便秘を解消するだけでなく、血液中のコレステロールを低下させたり血糖値をコントロールする作用もあります。
また他の炭水化物に比べて血糖値の上昇が緩やかであるという特徴もあります。
これはメタボや大腸癌、高血圧、糖尿病等の成人病予防に効果があります。
食品のGI値(食後の血糖値の上昇度を示す指標)の比較をすると
白米(炊いたもの)76
ジャガイモ96
サツマイモ44
さらにサツマイモには、女性には特にうれしいアンチエイジング効果があります。
生体膜を守り、癌細胞の増殖を抑制すると言われるβカロテン、糖質の代謝を助けるビタミンB1、「若返りのビタミン」と呼ばれ、老化現象のもとになると言われる過酸化脂質が体内にできるのを抑制する働きがあるビタミンEなども、バランス良く含まれています。
ビタミンCに関しては、リンゴの7倍以上含まれています。
その上、サツマイモのビタミンCは、加熱調理しても糊化したでんぷんの作用により破壊されにくく、損失されにくいのです。
おいしいし体に良いことずくめで、積極的に取りたい食品だということがわかります。
サツマイモからだにいい調理法
焼き芋で食べるのが、一番ポピュラーで、簡単で、美味しい食べ方なのですが、焼くと糖分が増えるため血糖値が気になる方はゆでるか蒸すのが良いようです。
また皮にも栄養がありますので、皮ごと食べるのがいいですよ。
さつまいもの皮の紫色はアントシアニンですが、
皮には食物繊維・ビタミン・ミネラル・アントシアニン・クロロゲン酸が入っています。
また、皮にはデンプン分解酵素が多く含まれているため、速やかに消化される事によって、胸やけやガスの発生も防ぐことができます。
お通じを良くする働きもあります!
まとめ
食欲の秋、女性にうれしい効能がますます注目されているサツマイモ!
これからの季節、積極的に食べたい食品のひとつですね。