クリスマスのご馳走といえば、ローストビーフ。
最近はデパ地下で買われる方も多いようですね。
また、真空パックや冷凍のものをお歳暮で頂いたという場合も…。
簡単においしく温める方法を見ていきましょう。
ローストビーフの温め方
●デパ地下で販売しているものは、レストランで出す工程に1工程加えられているそうです。
ご自宅で最高の状態で食したいと思ったら
1.まずお肉を常温にする。
2.お皿を温める。
3.ソースを温める。
また、そのままでも美味しいのですが、肉が温かい方がいいという方のための温め方です。
オーブントースターに金属製のトレーを入れて軽く熱します。
熱せられたトレーにアルミホイルをしき、そのうえにローストビーフを広げます。
トレーの余熱で軽く温めてください。
ほどよく熱せられると、ローストビーフの脂が表面にじわっと溶け出してきます。
肉にほんのり熱が入ったところで止めるのがポイントです。
そこで焼き目をつけてはいけません。そして、ソースをかけていただきます。その一仕事で、上質なローストビーフがさらにおいしくいただけますよ。
●塊のままのものの温め方です。
ホイルに包んでオーブントースターで15分位温めましょう。
中心の脂が溶ける程度に暖まれば良いので温め過ぎには注意です。
ローストビーフ は熱々でなくてもちゃんと美味しい料理です。
(真空パックのものは袋から出して、同じようにします。)
冷凍ローストビーフの解凍方法
氷水解凍が一番いいです。
ドリップも出ないし、低温で短時間に解凍できますよ。
肉の厚みは、ステーキ肉くらいで20分~40分もあれば十分解凍できます。
密閉パック(真空パックなど)のまま氷水に沈めて解凍します。
途中袋に氷が張るので少し曲げたり軽く叩いて剥がし浮かないように重石をします。
1℃~2℃位の低温ですので安全なのですが、食材と袋の間に空気があると解凍しにくいので、空気を抜いてジップロックなどでしっかり密閉してください。
また、自宅での冷凍・解凍についてですが、肉を買って食べるまでに何日か期間がある場合は、冷凍した牛肉を自然解凍してから焼いたほうが美味しく食べられます。
焼いてからの冷凍だと解凍時に美味しい肉汁が流れ出てしまい、風味が損なわれ、食感も少しパサパサとして悪くなってしまいます。
ローストビーフが残った時は?
沢山作ってしまったとか、あちこちから頂いて食べきれないで残ってしまったときには、極薄切りに削いで、何枚も重ねてトーストかバンズにはさめば沢山食べられますよ。
1.5cmくらいの厚みにしても、削ぎ切りなら噛み切りやすいです。
ケチャップとマスタードを使うと違った味わいになります。
薄切りならサラダ、また角切りにしてカレーに入れるとか、細切りにして青椒肉絲にして食べるとよいでしょう。
炒飯に入れたり、ラーメンに入れたり焼きそば、スパゲッティ、色々出来ますよ!

ローストビーフは温かいもの?冷たいもの?
ローストビーフは、ローストして少し肉汁の沸騰を落ち着かせたものを分厚くスライスして食べる温かい料理です。
冷たい物はコールドビーフといい、ローストビーフとは言いません。
ローストビーフは焼き汁のソース(グレービーソース)を添えていただくものです。
よく店で出るのは、同じ皿にハッシュドポテトを乗せて一緒に食べますね。
このポテトがまた、最高に相性がいいのです。